#04 災害・防災保存|β06
思い出の避難|大切な写真・アルバムを災害前に守る方法
地震・水害に備えて、家族の記録を自宅以外にも残しておくために
防災袋には入らない、大切なものがあります。
地震や水害などの災害に備えて、 水や食料、薬、懐中電灯などを準備している方は多いと思います。
けれども、いざ避難するとき、 家族のアルバムや何十年分もの写真まで 持って逃げることはできません。
ご両親の若い頃の写真。
子どもの成長を記録したアルバム。
卒業アルバム。
家族旅行や結婚式の写真。
それらは暮らしの中では静かに本棚や押し入れに置かれていますが、 一度失われれば、同じものを買い直すことのできない 家族の記録です。
写真が手元にある今だからこそ、 災害が起きる前に「もう一つの場所」へ残しておくことができます。
私たちは、それを「思い出の避難」と呼ぶことにしました
「避難」という言葉は、 人が安全な場所へ移動することを表します。
写真やアルバムを抱えて避難所へ向かう、 という意味ではありません。
紙でしか残っていない大切な写真をデジタル化し、 自宅以外にも同じ記録を残しておく。
アルバムコンシェルジュでは、 こうして家族の思い出を災害から少し離れた場所へ残しておくことを、 「思い出の避難」と考えています。
これは特別な設備を用意することではありません。
今あるアルバムを一冊ずつ見直しながら、 「これは残したい」と思うものから始める。
その小さな準備も、 写真の防災になります。
思い出が、一つの家に集まりすぎていませんか?
実家の押し入れを開けると、 家族のアルバムが何十冊もまとまっていることがあります。
お父さま、お母さまの若い頃から、 子どもたちの成長、学校行事、旅行、結婚式まで。
家族の歴史が、一つの家の中に ほとんど全部残っていることも珍しくありません。
「アルバムは全部、実家に置いたまま」
「DVDにしたけれど、元の写真と同じ家に置いている」
「USBに入れたので安心だと思っていた」
「子どもたちは、どこに写真があるのか知らない」
元のアルバムと、 デジタル化したDVDやUSBが 同じ家の中にある場合、 保存媒体は違っていても「場所」は一つです。
建物全体が被災すれば、 元の写真とデータを同時に失う可能性があります。
写真の防災では、 「何に保存したか」だけでなく、 「どこに残したか」まで考えることが大切です。
最初に避難させたいのは、「代わりのない写真」です
家にある写真を全部見て、 完璧に整理してから始める必要はありません。
まずは、 「もし失ったら困るものはどれだろう」 と考えてみてください。
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ご両親や祖父母の古い写真
ネガや元データが残っていない写真は、 同じものをもう一度手に入れることが難しい記録です。
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家族の節目を残したアルバム
誕生、七五三、入学、卒業、結婚など、 家族の時間がまとまって残されています。
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卒業アルバム
学校生活だけでなく、友人や先生、当時の校舎なども残る、 その時代を記録した一冊です。
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一枚しかない写真
ご両親の若い頃の写真や家族の集合写真など、 コピーのないものから優先して考えます。
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順番や書き込みにも意味があるアルバム
写真だけでなく、並び順、日付、手書きのコメントも、 家族の記録の一部です。
何十冊あっても、最初は一冊でかまいません
実家にアルバムが30冊、50冊あると、 「全部やるのは大変」と感じるかもしれません。
思い出の避難は、 一度にすべてを終わらせることが目的ではありません。
一番古いアルバムから。
ご両親の写真から。
卒業アルバムだけから。
まず一つ選んで、 そこから始めればよいのです。
紙のアルバムに、「もう一つの姿」をつくります
紙のアルバムをデジタル化すると、 元のアルバムを残したまま、 同じ内容をデータとして持つことができます。
アルバムそのものには、 紙の質感やページをめくる楽しさがあります。
一方、デジタルデータには、 コピーして別の場所へ残せるという大きな特徴があります。
どちらか一方を選ぶのではなく、 紙とデータの両方を残しておく。
それが、思い出を守る方法の一つです。
デジタル化した後こそ、保存場所を考えます
写真をデジタル化しただけでは、 まだ「避難」は終わっていません。
例えば、元のアルバムもDVDもUSBも 同じ引き出しに入っていたら、 災害時には一緒に失われる可能性があります。
そこで、保存先を分けます。
- 元のアルバムは自宅に残す
- パソコンにもデータを保存する
- USBやDVDなどにも複製する
- クラウドにも保存する
- 離れて暮らす家族へコピーを渡す
一つの媒体ではなく、複数の方法へ。
一つの家ではなく、複数の場所へ。
家族に写真を渡すことも、「思い出の避難」になります
写真をデジタル化すると、 一冊しかなかった家族のアルバムを、 離れて暮らす家族とも共有できます。
実家にあるご両親のアルバムを、 子どもたちにも残しておく。
兄弟姉妹それぞれが、 同じ家族の記録を持っておく。
それは、 写真を楽しむ方法であると同時に、 一つの場所に思い出を集中させない方法でもあります。
写真にも、その家族に合った「保存設計」があります
写真の量や家族構成、 パソコンやスマートフォンの使い方は、 ご家庭によって違います。
そのため、 すべての方に同じ保存方法が適しているわけではありません。
DVDが使いやすい方。
USBの方が分かりやすい方。
クラウドを使いたい方。
離れて暮らす家族へ渡しておきたい方。
アルバムコンシェルジュでは、 写真をスキャンするところだけではなく、 その後「どこへ、どのように残すか」まで考えることを、 写真の保存設計と考えています。
災害に備える方法は、一つではありません
思い出の避難は、 #04「災害・防災保存」の一つの考え方です。
保存する媒体によっても、 注意する点は異なります。
DVDにはDVDの特徴があり、 USBにはUSBの特徴があります。
また、クラウドのように、 自宅とは離れた場所へデータを置く方法もあります。
それぞれの特徴を知りながら、 一つだけに頼らない保存方法を考えてみてください。
写真を安全に残すための関連ガイド
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β01 写真の防災対策
写真を災害から守るための基本と、 複数の場所へ分けて残す考え方をご紹介します。
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β02 クラウド保存
自宅とは別の場所にもデータを残せる、 クラウド保存についてご紹介します。
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β03 DVD保存の危険性
DVDの劣化や再生環境の変化に備え、 一つの媒体だけに頼らない方法を考えます。
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β04 USB保存の注意点
USBメモリの故障や紛失に備えながら、 持ち運びやすさを生かす方法をご紹介します。
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β05 災害時の写真復旧
水や泥で傷んだ写真を見つけたとき、 思い出を残すためにできることをご紹介します。
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写真が手元にある今なら、できることがあります
災害が起きた後に、 「あのアルバムだけでも残しておけばよかった」 と思わないために。
今すぐ全部を整理する必要はありません。
まずは一冊。
まずは一箱。
まずは、一番大切な写真から。
家族の時間が残された写真を、 もう一つの場所にも残しておく。
防災袋には入らない、大切なものがあります。
その思い出を、災害が起きる前に避難させておきませんか。
写真の保存方法に迷ったら、コンシェルジュへ
アルバムコンシェルジュでは、 写真やアルバムの量、状態、ご家族との共有方法などを伺いながら、 一人ひとりに合った整理・デジタル化・保存方法をご提案しています。
何十冊もあるアルバムを、 すべて一度に整理する必要はありません。 どの写真から残すか、優先順位を一緒に考えることもできます。
サービス内容・料金、ご相談・お問い合わせは、 アルバムコンシェルジュ公式サイトでご案内しています。